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ステッカーが重なるMacを見て、大学四年間を振り返った話。その三

 前回は大学二年の終わりに大阪でパーティーを開いた話まで辿り着いた。大学二年の終わり、春休みにもう1つ大きな出来事があった。シェアハウスを解散したことだった。そしてまた同じ街の家でもともと僕と一緒に住んでいた三人とパーティーでいつもVJをしてくれていた友達の四人で住み始めた。移り住むのときの引っ越しはほんとうにしんどかった。ゴミ屋敷一歩手前ぐらい汚かった家のものを運び、また捨てたのだから当たり前なのだが。次の日が川を渡った隣の区のゴミの日だったので、夜中から朝にかけて何度も端を渡り、ゴミを捨てに行ったときはほんとうにしんどかった。そのあと何もない家に帰ってきて、新しい家に戻る体力もなく、同居人たちと何もない床に寒い中、倒れこんだときはもう体から何もかもがなくなった気がした。

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 そうして五人暮らしが始まりました。この頃は毎晩、朝までボードゲームをしていました。あとレイトショーもよく観に行ってた気がします。よく友達も家に呼んで遊んでいた。「ドローンを買おう」ってよく行ったけど、結局、買わずじまいだったりしました。

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 五人暮らしと言ったけれど、僕が紹介した女の子と同居人が付き合うことになって、彼女がよく家にいたので、実際のところは六人暮らしでした。彼らは夏に結婚することになって、僕らの家を出て行きました。生まれて初めて僕は仲人になりました。思っていたよりも早かったです。彼らが出て行くとき、僕らは皆、なんだか忙しくて特にお別れの挨拶もすることなかったです。そのあと、彼らには子どもが生まれて、もう数ヶ月経つんですが、まだ写真でしか見たことがありません。なんだかんだ人生はタイミングが大事で、一度別の道に進んでしまうと、案外会わなくなったりするもんです。パーティーをやっていたときも一緒に主催していた友達と会わなくなるなんて思わなかった。

 そして、四人暮らしになり、その後、新しく二人住み始めて六人暮らしになって、一人が抜けて今度は五人暮らしになったりしました。住人がころころ変わるのもそれはそれで面白かったです。シェアハウスの住人でビジコンに出たり、夏の新宿でスイカ割りしたり、たくさん遊びました。この夏は朝に家に帰ることが多かった。

 

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 春から僕は新しいバイトを渋谷で始めていました。CGMサービスを運営している会社で働いていました。この会社でもよく怒られました。「机の上が汚い」「お辞儀の角度が正しくない」「お茶の出し方が間違っている」などなど怒られた点は多岐に渡ります。自分が気にしたことなかったことまで怒ってもらいました。前のバイトに引き続き「世の中って厳しいなぁ」と思いました。そのときに怒ってもらったことは今でも思い返します。今の職場で何も言われなくても、ときたま自分の所作を思い返し「これだとそのときの上司に怒られるな」と心掛けることは多いです。「使えない人」として扱われるのが悔しかったのと少しでも給料に対するバリューを上げれるように、毎朝、机を拭いたり窓を拭いたり、オフィスの掃除から始めていました。でも結局、思いつきで数ヶ月で急にやめてしまいました。今でも申し訳ないです。

 

 この年の夏にはたくさんの短期インターンに行きました。何度か優勝したこともあったけど、途中で帰らされたこともありました。優勝したけど、自分のチームメイトがバリュー発揮できなくて悔しくて泣いていたときもありました。まだまだコミュニケーションに問題がありました。あと優勝したりして調子に乗っていたりしました。つまらなくて途中で行かなくなったこともありました。相変わらず失敗ばかりです。色々な人に迷惑かけたと思います。同じ間違いをしないようにしても同じように間違えることもあるし、成長するって難しいです。少しずつ、同じ間違いをしないようにならないと。このときに褒めてくれた人も怒ってくれた人も貴重な時間を作ってもらって、今から振り返ればすごくありがたいです。

 「短期インターンに行くメリットって何ですか?」って後輩から最近、よく聞かれます。早期内定を貰うって直接的なメリットもありますが、色々な会社を見れるってのはメリットなんじゃないかなぁと思います。就活の際の会社選びの定規を伸ばすことが出来ると思います。まぁこの話はまたどこかで…。

 

 あと夏は同居人の山の中の別荘でパーティーを開きました。プライベートな敷地なのでクローズドなパーティーでした。千葉の山奥までたくさんの友人が遊びに来てくれて嬉しかったです。この日もすごく大変で、そのぶんすごく楽しかった。昼から準備を始めて、翌日の昼にパーティーが終わった。24時間パーティーをやり続けたんじゃないかな。クローズドなものも含めれば、これが最後に開いた音楽イベントでした。この日に城くんが撮影してくれた映像がすごくよかった。いつか公開できればいいのだけれど。

 余談だけど、このときパーティーをやった家はもうすぐ売られちゃうらしいです。最後の夏にみんなでパーティー出来れば嬉しいね。

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 前のバイト先を突然やめて、二週間した、ある日。とある人から連絡が届きました。大学一年のサークルをやめさせられたときに、僕が受けた説教をREMIXして曲にしてくれた先輩と一緒にレーベルを経営していた人でした。その人はその後、IT系の会社を起業していました。大学二年の夏に一週間だけ軽く仕事をお手伝いしたことがありました。その人から一年ぶりに連絡が来ました。話を聞くと、どうやらその人が起業した会社がそこそこ大きい会社に買収されており、そこの会社の中のチームとして動いているようでした。そして、その会社で別のチームが大学生向けのアプリを作っているとのことでした。そこでアドバイスが欲しい、という連絡でした。元から知っていた会社だということもあって、大学生なりにアドバイスをさせてもらいました。その場がきっかけでひょんなことから、その会社で働き始めることになりました。この会社は結局、大学三年の終わりまで八ヶ月間、働かせてもらいました。統計やらプロモーションやら、色々勉強させてもらいました。大したことはしてないけど、めちゃくちゃ勉強させてもらいました。様々な意思決定の際にどういう理屈で考えればいいか、教えてもらいました。今、何かを考えるときの基盤になっていることの多くはこのときに教えてもらいました。人とどうやってコミュニケーションすればいいかもこのときの上司を参考に思い描いて考えることが多いです。リーンスタートアップとか統計の本とかそのときの上司にまだ返していない本がいくつもあって申し訳ないです。

 あと、此のバイト先はそれまで働いた会社の中で一番楽しかったです。自分が将来働くイメージを持つことが出来ました。この会社で働くのが楽しすぎて大学三年の後半はほとんど大学に行きませんでした。あくまで学生バイトの身で重責やプレッシャーが殆どなく、のびのびした環境だったことや周りの人たちがすごく優しかったことおかげなのだけれど「働くのって楽しい」と心底思ったのは、自分の将来を考える上でいい経験でした。

 上司の家のソファーで寝たときに、そのソファーでおしっこ漏らす夢を見て、飛び起きたことが懐かしいです。

 

 長くなったので、その四に続きます。この連載はいつ終わるんでしょうか…。