この春から大学デビューしようと考えているサブカル私文野郎に薦めたい本9選

 無事に進級を果たし、大学三年生になることが決まり、大学図書館で一息付いている。

久しぶりに図書館に来たら、面白い本が沢山あって読み耽っていたら、夜になってしまった。図書館にいる人たちはゼミ試の準備に忙しそうだ。かくいう僕も3つ目のゼミを受けることになったので準備しないといけない訳だが。

自分が興味ない学問のゼミを受ける友人各位はしんどそうですが、僕は興味あるゼミの試験を3つ受けることになったので気が楽というか準備をするのも楽しい。

そういう事情もあり、大学生活において自分の興味関心と学問を結びつけることが出来るかどうかってのはけっこう大学生活の充実にけっこう関わることではないか?と思い、やらなければいけないことは沢山ある訳だが、折角なのでこの春から大学に入学するサブカル糞野郎が趣味関心を学問と結びつけるキッカケになるかもしれない本を勧めてみる。

 

①実験国家アメリカの履歴書―社会・文化・歴史にみる統合と多元化の軌跡

サブカル糞野郎にとって、ポップカルチャーにとって切っても切り離せないものの1つがやはりアメリカの歴史でしょう。僕が日本史選択だったこともあると思うが、僕は大学入学当初、アメリカのポップカルチャーは好きだったのにも関わらず、その背景いある歴史に関してはうろ覚えの知識しかなかった。そんな僕にアメリカを語る際に必要な基礎知識を叩き込んでくれたのがこの本だった。植民地時代から現代に至るまで読みやすく丁寧に描かれており、なおかつそんなに厚くもないのですぐに読めると思う。アメリカの歴史だけでなく、文化や社会を包括的に捉えてくれているのでアメリカの価値観や社会構造に関して理解することが出来る。

実験国家アメリカの履歴書―社会・文化・歴史にみる統合と多元化の軌跡

実験国家アメリカの履歴書―社会・文化・歴史にみる統合と多元化の軌跡

 

 

② 東京大学アルバート・アイラー―東大ジャズ講義録

 一家に一冊と言わんかのごとく、友達の家でも見かけることが多い、菊地成孔大谷能生の名著。筆者二人が東大で受け持った授業での講義録となっているのだが、ギャグもキレキレでめちゃくちゃ面白い。僕は高校生のときに読んで、大学生活に憧れるキッカケになった本だった。インターネットに慣れ親しんだ現代のサブカル高校生なら素人の音楽批評を腐るほどSNSで見ていると思うが、そんなものは全て糞だと改めて思わされることだろう。素人のふんわりした音楽批評読むより、語彙力豊かで知識も豊富な才人たちの音楽本を読んだ方が刺激的だろう。

 

③ NOBODY

キネマ旬報もカッコイイと思えないし、かと言って映画秘宝もカッコイイと思えない、自分に合う映画雑誌って何なのでしょうか?シネフィルかオタクの二択しかないのでしょうか?」とたまに後輩から聞かれるが、そんな君はNOBODYを読めばいいのではないだろうか?。今、映画雑誌の中でクールで格好いいのはNBODYだと思う。特に最新号(と言っても去年の夏に出た号だけど)はよかった。半年に一回しか出ないから財布も耐えうるだろう。あんまり学問的な本ではないけど、たまに後輩から聞かれるので入れておいた。僕はオタクだから映画秘宝を読みます。

NOBODY issue41

NOBODY issue41

 

 

④文化系のためのヒップホップ入門

 ロックと違ってヒップホップの歴史って分かりづらいように高校生のときからずっと思ってた。まぁそれは僕がロック畑の人間だからかもしれないけど。そんな折に購入して、ヒップホップの歴史を頭に叩き込むことが出来たのが、この本でした。ヒップホップの独特の用語にも解説されているので、非常に分かりやすいです。先述の菊地成孔の著作と合わせれば、君はジャズもヒップホップも体系的に理解することが出来る!音楽の歴史について。ドヤ顔で女の子に解説すればいいと思います。めんどくさそうな顔されると思うから。

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)

 

 

⑤生まれた時からアルデンテ

だんだん学問と結びつけるのが面倒になってきた。もうここからは学問分野離れて薦めたい本でいいや。東京のサブカル女子大生がこの本を読んでいる、もしくは平野紗季子が好きであることは非常に高いです。サークルの女の先輩と仲良くなるキッカケに使えるかもしれないので読んでおいたら役立つかも。

生まれた時からアルデンテ

生まれた時からアルデンテ

 

 

⑥ヒップな生活革命

 アメリカのポートランドカルチャーやヒップスターを紹介する単行本や雑誌、たくさん出ましたが初期に出た、この本が僕は一番分かりやすかった。東京ではあと数年はこの流行に関する動きがあると思うので、この本を読んでどういうことがポートランドで怒っているのか知っておくと、様々な分野への流行の理解が深まると思う。女の子とブルーボトルコーヒーに行って、サードウェーブの話をドヤ顔で話せばいいと思うよ。めんどくさそうな顔されると思うから。

余談ですが作者の佐久間裕美子さんがやってらっしゃる電子書籍雑誌「PERISCOPE」は去年一年間のうちで上位に入るぐらい感動したプロダクトだった。この人からは目が離せない。

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)

ヒップな生活革命 (ideaink 〈アイデアインク〉)

 

 

⑦ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか

 君がサブカル系から意識高い系になって、ネットベンチャーでバシバシ実績出したるでー!って大学生になるんだったら、読んでおいた方が話のきっかけが増えそう。ネットベンチャー業界でどういうことが起こっているのか俯瞰的に捉えた本を僕は知らないのですが、何かあるのだろうか。本で読むより、テック系のニュースサイトを見ている方が勉強になる気がするけれど。ちなみに僕は此の本読んでません。

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

ゼロ・トゥ・ワン―君はゼロから何を生み出せるか

 

 

チープシックーお金をかけないでシックに着こなす法

 僕はこの本を持っているけれど、そこまで衣服に関心がないのでダサいままなので説得力がないけれど、おしゃれな友人各位はだいたいこの本が好き、もしくは見せるとテンション上がります。ということで熟読すれば古着でお洒落にキメれるのではないでしょうか?。お金もないので古着を買うことが多いだろう大学生に向けて。

チープ・シック―お金をかけないでシックに着こなす法

チープ・シック―お金をかけないでシックに着こなす法

 

 

⑨センスは知識からはじまる

 大学入ってから、やれあいつはセンスがいいだの私はセンスが悪いだの、センス関連の話題がよく出るようになった気がする。たぶんこれまでより多くの人に接した結果、自分よりすごい人を見てセンスという言葉で片付けることが増えたのだろう。僕はずっとじゃあそのセンスっていう見えないものは何やねんと苛立っていたのだが、この本で僕なりにセンスとは何なのか納得出来ました。とりあえずセンスあげるためにインプット増やそうぜ!

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

 

 

おっと、書きたいことはまだまだあったのだけれど、図書館の閉館時間が来てしまったから、ここでお別れだ。振り返ると、ざっくばらんに僕が本を薦めただけになってしまった。

最後に一言。

どれぐらいいるか分からないけれど、これを読んでいる、この春から大学新入生になる皆さん。入学おめでとうございます。君が思っている以上に楽しい、そしてドラマチックな大学生活を送れることを僕は祈っています。どこかで会うことがあったら、本の感想でも聞かせてください。 

 

では!より多くの混沌と快楽を!