ELMERをやる理由

ELMER #4

2/21 24:00〜

【live】

  MISTAKES

【dj】

  DJ UCHIAGE

  Redcompass

  笑ぅ環境音楽

  2 Fat DJs

  sushi love crew

 

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カーテンのない部屋の窓から差し込む陽光で目が覚めた。B級映画を生涯で150本以上作った映画監督のドキュメンタリーを夜中に観ていたら、いつの間にか寝落ちしてしまったことに気付いた。

もうすぐ昼になろうとしている時間だった。いい加減、腹が減ったのでソファからのそのそと起き上がったが、生憎のところ、いつも通り、冷蔵庫の中には何もない。

そんな訳で「書かなきゃ!書かなきゃ!」とずっと思っていたことについてキーボードで打とうと、リビングで幾層にも折り重なった毛布の海からノートパソコンを拾い上げた。

 

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僕は一年生の終わり、2014年の2月から不定期で自分が格好いいと思っているバンドやDJを呼んで「ELMER」というパーティーを開いている。

今度の2月の #4  で一周年を迎えることになる。

パーティーのコンセプトは「違いは争いや差別ではなく、ロマンスを生むことを証明する」。

そのコンセプトが意味するところとは何か?

 

高校生の頃にクラブやライヴハウスやパーティーに遊びに行って、高校の中では出会えない大人たちに出会い、音楽のことだけじゃなくて、映画のこととか小説のこととか人生の辛さとか僕の目が死んでいることとかを教えてもらった。高校の中でしか通じない物差しで物事を測る、閉鎖的な生活に嫌気が差していた僕にとって、そういったことを学べるクラブは刺激的だった。

きっと大学でそういったバックグラウンドの違う人と出会うことの素晴らしさのようなものを学んだ人も多いんじゃないだろうか?

性別、肌の色、国境、宗教、僕たちを分かつものは沢山ある。

それぞれ違うのだから、違う僕たちの直線が交わることはなかなか起きない。

映画館にはたくさん人が集まるかもしれない。

だけど、観客はとても受け身で、隣に座った人との交流は起きない。

スポーツのイベントも1つの場所として機能するかもしれない。

だけど、この場所は競争に根差したものだ。

公園も素晴らしい場所だと思う。

だけど、そこでの社交的な体験は極稀にしか起きない。

コンサートも音楽の力を感じられる素敵な空間だ。

だけど、普通は参加者は他の観客に対してではなく、出演者に意識を向ける。

 

僕らが主催する「ELMER」というパーティはそういった場所で起きることのなかった、直線が交わる点を作り出そうと思っている。

僕が観たい景色は、その点で起こる偶発的なコミュニケーションだ。

DJがかけて偶然知った曲、友達に紹介されて偶然知り合った新しい友だち、今まで知らなかったけど偶然観たバンド。そういった偶然のコミュニケーションが与える相互作用は非常にダイナミックだ。僕たちは視覚的な文化が支配する社会で生きているが、音楽とダンスは私たちに耳を傾け、身体を使うことを促してくれる。そしてそれが極めて感情豊かなコミュニケーションに繋がるのだ。

 

「違い」が生み出す美しい調和。

交わることない直線で生きてきた人々が〝俺たち〟になるときの興奮と煌き。

そしてやがて朝日が眩しく登った頃に、夜が終わり〝俺たち〟は〝俺〟に帰る。

それでも一人ひとりの頭のなかには〝俺たち〟の記憶は残る。

それだけで昨日とは少しだけ違う自分になれるんじゃないだろうか。

 

ディスコという場の確立以来、より明確に成り立ったダンスミュージックのシステム。

エネルギー循環、コンサートではなくパーティーという観念。

傍観者から参加者へ。

絶対的なスターよりも友達の笑顔。

世界の消費者ではなく、ほんのちょっとした何か。

そんな煌めきを2/22に渋谷geegeで

 

なーーーんて長々と格好つけた文章を書いてきた訳だけれども当たり前のことを言うと、遊びに来てくれる皆にはそんな僕の考えなんてどうでもいいことであって、遊びに来てくれたその時間が楽しかったかどうか、それが全てな訳で。なんだかんだ楽しんでくれたら僕は充分嬉しい。楽しめなかったら、そのときは僕の力が足りなかった訳だし、本当にごめん。でも精一杯、皆が楽しい夜を過ごせるように頑張ろうと思っています!まじで!!!!んじゃ2/21 24時、あるいは別の言い方をするならば2/22 0時に待ってるんで!!!ややこしい時間のスタートでごめん!!!

 

ちなみに前回のELMERの様子はこちら!!!!


ELMER#3 - YouTube